モスク
【スポット】

日本最大のモスク「東京ジャーミイ」

東京ジャーミイってどんなところ?

東京ジャーミイトルコ文化センターとは、東京代々木上原駅の近くにある日本で最も大きなモスクです。
その内装の美しさは、非常に特徴的で、アジアナンバーワンだとも言われているほどです。

モスクとは、イスラム教徒が礼拝を行う礼拝堂のことで、日本全国に約80カ所あります。
日本にはあまり馴染みがないイスラム教ですが、移民などを含めると、日本にいるイスラム教徒の人口は、約20万人といわれています。

そのモスクの中でも、金曜礼拝、つまり一週間の中で最も大きな礼拝が行われるモスクを、ジャーミイと呼び、日本で最も大きなジャーミイが、東京ジャーミイ・トルコ文化センターなのです。
代々木上原の閑静な住宅街で、ひときわ目立つこの東京ジャーミイは、洗練された独特な異国の雰囲気と重厚さが漂い、一般の人々も見学できることで知られています。
この東京ジャーミーは、1938年に初代のものが建てられましたが、老朽化によって取り壊された後は、トルコと日本が共同作業を行い、2000年6月に立て直し行いました。

東京ジャーミイの特徴・見どころとは?

東京ジャーミイは、見学ツアーが毎週末開かれています。
予約は特に必要なく、誰でも気軽に参加できるのが特徴です。
また、平日でも随時見学を受け付けているので、ふらっと立ち寄りたくなった際に立ち寄ればそれだけで異国の雰囲気を楽しめます。

東京ジャーミイのツアーでは、モスクの成り立ちから、トルコと日本の国交関係、イスラム教の考え方や教えなどについて、学ぶことができます。

この東京ジャーミイが、異例だと言われている理由は、イスラム教徒にとって、非常に神聖な場所であるモスクに異教徒が入ることは、基本的に許されていないからです。
一部の国では、観光客用に開放しているものもありますが、全体的にはごくわずかで、誰もが自由に立ち入れるモスク・東京ジャーミイは非常に稀な場所と言えるのです。
最大で2000人を収容できる大きな礼拝堂には女性しか立ち入れないエリアなどもありますが、イスラム教徒がどのように祈りを捧げるのかを学ぶことができます。

東京ジャーミイでは、さまざまな異なる文化や宗教について学べるだけではなく、建物自体が圧倒的に魅力的な芸術作品なんです。
トルコから取り寄せた壮麗な装飾部品や、技術の高い工芸職人が作った作品は、まさに圧巻そのもの。

光によって色の鮮やかさが変わるステンドグラスも、見逃せません。
日中と日が落ちた後では、建物の外観や内観の雰囲気が随分と変わるので、日中の異なる時間に訪れるのもありでしょう。
万華鏡でおなじみのアラベスク模様を絨毯の中から見つけるのも、面白いですよ。

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