東京タワー
【スポット】

今もなお東京観光には欠かせない「東京タワー」

東京の景観を彩る東京タワーは、多くの人々に愛されるシンボルです。
今回は東京タワーや周辺のスポットをご紹介します。
美しい景色、神聖な神社、美味しい食事、お土産ショッピング、楽しいイベントなど、東京タワーの魅力は多彩で、訪れる人々を楽しませ続けています。
東京タワーへの訪問を計画中の方にとって、ガイドになれば幸いです。

東京タワーの歴史

東京タワーは、1958年に完成した日本の象徴的な建造物です。
東京タワーの建設は、第二次世界大戦後の日本の復興と経済発展を象徴するプロジェクトとして、1957年に着工されました。
当時、テレビ放送が始まり、高いアンテナ塔が必要とされていたためです。また、戦争で破壊された東京の景観を変えることも目的の一つだったそう。
東京タワーのデザインは、パリのエッフェル塔を参考にしながらも、日本独自の美意識や技術を取り入れたものです。
赤と白のストライプ模様は、航空法に基づく安全色であるとともに、日本の国旗の色でもあります。
鉄骨は戦争で使われなかった戦車や艦船などのスクラップから再利用されました。
東京タワーは、完成当時は世界一高い自立式鉄塔で、現在は東京スカイツリーに続いて日本で二番目に高い電波塔です。
観光名所やイベント会場としても人気があり、多くの人々に親しまれています。

東京タワーの展望台

東京の街を一望できる素晴らしいスポットです。
展望台には、高さ150メートルのメインデッキと、高さ250メートルのトップデッキがあります。
メインデッキには、ガラスの床「スカイウォークウインドウ」や、東京23区内で一番高いところにある「タワー神社」が存在します。

この神社は東京タワーのメインデッキに位置しており、特に受験生などが「最も高い所」に祈願しに訪れます。
タワー大神宮は伊勢神宮から御神霊をお招きし、天照皇大神を祀る由緒ある神社で、縁結びや学業成就などの御利益があるそうです。
この神社では御朱印を授けており、参拝者は記念にいただくことができます。
東京タワーのメインデッキにあるタワー大神宮は、美しい東京タワーの景色を楽しみながら、神聖な雰囲気を味わうことができる特別なスポットです。

トップデッキは、事前にトップデッキツアーに予約して行くことができます。
ツアーでは東京タワーの歴史や仕組みを学べる「タワーギャラリー」を見学できたり、ドリンク、フォトサービスなどのおもてなしを受けられます。
トップデッキでの眺望、内装デザインは唯一無二の空間です。
「ゲストと一緒に作る展望台」「東京の未来を映し出す鏡」がコンセプトデザイン。
天井や壁には形や大きさの違う鏡が組み合わさり、光や風景が反射し合う独特の世界を楽しむことができ、特別な体験が待っています。

どちらの展望台も、晴れた日には富士山やスカイツリーなどが見えることもあります。

東京タワーの展望台の営業時間や料金

営業時間

メインデッキ(150m) :9:00〜23:00(最終入場 / 22:30)
トップデッキツアー(250m):9:00〜22:45の間、(最終ツアー / 22:00〜22:15)

料金

メインデッキ

  • 大人 1,200円
  • 高校生以上 1,000円
  • 子供(小中学生)700円
  • 幼児(4歳以上)500円

トップデッキツアー

  • 大人 当日窓口購入:3,000円、WEB事前予約:2,800円
  • 高校生以上 当日窓口購入:2,800円、WEB事前予約:2,600円
  • 子供(小中学生)当日窓口購入:2,000円、WEB事前予約:1,800円
  • 幼児(4歳以上)当日窓口購入:1,400円、WEB事前予約:1,200円

展望台を満喫した後はフットタウンへ

東京タワーの1~5階にある複合商業施設がフットタウンです。
フットタウンには、展望台へのエレベーターや階段のほかに、レストランやカフェ、お土産ショップやeモータースポーツのシミュレーターなどがあります。
2階にはフードコートやカフェテリア、お土産ショップなどが軒を連ねており、飲食や一休みできる場所です。
フットタウンは、東京タワーの魅力をさらに高める施設として、多くの人々に親しまれています。

東京タワーのライトアップについて

夜になると、タワー全体が色とりどりのライトで飾られます。これが、東京タワーのライトアップです。

東京タワーのライトアップは、季節やイベントに合わせて様々なパターンで行われます。
春には桜色のライトでピンクに。夏には、七夕や花火大会などの行事を祝って、青や赤などの鮮やかな色で輝きます。
秋には、紅葉の美しさを表現するために、オレンジや黄色などの暖色系で彩られます。
冬には、クリスマスや新年などの祝日を迎えるために、白や金などの華やかな色で照らされます。

東京タワーのライトアップは、東京の夜景を美しく彩るだけでなく、日本の文化や伝統を表現するものでもあります。
東京タワーを見ることで、日本の四季や祭りなどを感じることができるでしょう。
また、東京タワーは、災害や事件などが起きたときにも、メッセージ性の高いライトアップを行います。
2011年の東日本大震災では、節電を呼びかけるために白一色のライトアップに切り替えました。
また、2020年の新型コロナウイルス感染症の流行では、医療従事者への感謝や応援を示すために虹色のライトアップを行いました。

東京タワーのライトアップは、日本人だけでなく外国人にも魅力的なものです。
多くの観光客が、タワーから眺める夜景やタワー自体を写真に収めます。
東京タワーは、日本の象徴としてだけでなく、芸術作品としても評価されています。

東京タワーを階段で登ろう

外階段は東京タワーの塔脚下のビル「フットタウン」の屋上から高さ150メートルまで続く約600段の階段です。
この階段は通常、土日祝限定で開放されていましたが、現在は期間限定で毎日開放しています。
ひたすら階段を昇っていると段々飽きてくるか、辛くなってきそうですよね。
しかし、そうならないように階段にある展示パネルが楽しませてくれます。
現在地までの段数や消費カロリーを知らせてくれる表示やクイズなどがあり、昇っている最中でも楽しめるでしょう。
階段を昇っていると、東京タワーの鉄骨を間近で見ることができます。東京タワーは特殊で効率的な組み方をしているため、しっかり見ておきたいですね。
東京タワーを階段で登った人にだけもらえる記念の認定証があります。この記念賞は10種類あるのでコンプリートするのも面白そうです。

なお、階段を昇るにはメインデッキの展望料金が必要です。
途中でのリタイアも構造上できないため、ゆっくり慌てずに登りましょう。

東京タワーの周辺エリア

東京タワーの周辺エリアは、観光客にも人気のスポットです。
徒歩圏内には、芝公園や増上寺、東京プリンスホテルなどの名所もあります。
東京タワーの周辺エリアは、一日中楽しめる場所です。

芝公園

芝公園は東京都港区にある都市公園で、江戸時代には徳川家の下屋敷があった場所です。
現在は、日本庭園や美術館、動物園などがあり、四季折々の自然や文化を楽しむことができます。芝公園の見どころをご紹介します。

芝公園の見どころ

芝公園には、以下のような見どころがあります。

  • 日本庭園:江戸時代に造られた回遊式庭園で、池や滝、橋などがあります。桜や紅葉の季節には特に美しいです。
  • 動物園:約600種類の動物が飼育されている動物園で、パンダやコアラなどの人気動物や、日本に生息する動物も見ることができます。
  • 美術館:国立新美術館や東京都庭園美術館など、芸術作品を鑑賞できる美術館があります。国立新美術館では、国内外の現代美術を展示しています。
  • 芝大神宮:芝公園の北側にある神社で、武田信玄や徳川家康などの武将を祀っています。毎年1月には、初詣で多くの人が訪れます。

芝公園は、都心にありながら自然と文化を満喫できるスポットです。ぜひ一度訪れてみてください。

愛宕神社

江戸時代には、火事や火災から守る神として信仰されていました。
現在でも、火の用心や火防御の神として、消防関係者やビル管理者などに人気があります。
また、愛宕山の頂上にあるため、登山やハイキングを楽しむ人も多く訪れます。

愛宕神社の見どころは、本殿や拝殿のほかに、狛犬や狛猿、鳥居などがあります。
本殿は、江戸時代の建築様式である寛永造りで、重要文化財に指定されています。
拝殿は、明治時代に建てられたもので、木造平屋建ての和風建築です。
狛犬や狛猿は、愛宕神社の特徴的なシンボルで、火事を防ぐという意味があります。
鳥居は、愛宕山の登山道に沿っていくつも設置されており、その数は約90個にもなります。

愛宕神社の参拝時間は、午前9時から午後5時までです。参拝料は無料ですが、お賽銭をお忘れなく。
愛宕神社では、火防御や商売繁盛などのご利益があるとされるお守りや御朱印なども授与しています。

増上寺

増上寺は東京都港区にある浄土宗の寺院です。
江戸時代には徳川家の菩提寺として栄え、現在も多くの歴史的文化財を有しています。
増上寺の見どころは、本堂や三重塔、徳川家の墓所などがあります。本堂は明治時代に建てられたもので、日本最大級の木造建築です。
三重塔は江戸時代初期に建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。
徳川家の墓所には、初代将軍徳川家康や15代将軍徳川慶喜など、徳川家の歴代将軍やその一族が眠っています。増上寺は東京タワーのすぐ近くにあり、都心にある静かな緑地としても親しまれています。
増上寺を訪れる際には、歴史や文化に触れるだけでなく、都会の喧騒から離れて心を落ち着かせることができます。

NHK放送博物館

NHK放送博物館は、日本放送協会(NHK)の歴史や技術、番組などを紹介する博物館です。
東京都渋谷区にあるNHK放送センターの敷地内にあり、入館料は無料です。
博物館では、NHKの創立から現在までの放送の変遷や、放送に関する様々な展示物や体験コーナーを見学することができます。
また、NHKの人気番組やキャラクターに関する展示もあります。
博物館は火曜日から日曜日まで開館しており、月曜日は休館日です。
開館時間は午前10時から午後6時までですが、最終入館は午後5時30分です。
NHK放送博物館は、放送に興味のある方や家族連れにおすすめの観光スポットです。

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