片付いているはずなのになぜか疲れる原因は?
「部屋はそれなりに片付いているはずなのに、なんだか落ち着かない」「家にいても頭が休まらない気がする」。
そんなふうに感じることはありませんか?
もしかすると、その原因は視覚ノイズにあるかもしれません。
視覚ノイズとは、視界に入ってくる過剰な情報のことです。
具体的には、部屋の中にあふれる色の数、パッケージに書かれた文字、出しっぱなしのコード類、統一感のない家具の素材などが当たります。
私たちの脳は、目を開けている間、無意識のうちに視界に入るすべての情報を処理し続けています。
たとえ意識して見ていなくても、派手な色の洗剤ボトルや、商品のロゴ、乱雑なケーブルなどが視界の端にあるだけで、脳はそこに何かがあると認識し、処理リソースを消費してしまうのです。
この小さな負担の積み重ねが、知らず知らずのうちに脳を疲れさせ、ストレスや集中力の低下を招いているといわれています。
モノを捨てるだけでなく、この「目に見える情報」を整理・遮断することが、本当の意味でのリラックス空間を作る鍵となります。
今日からできる!視覚ノイズをオフにする3つのテクニック
1. 文字とロゴを減らす
視覚ノイズの中で最も脳に負担をかけるのが文字情報です。
ドラッグストアで買ったままの洗剤、カラフルなパッケージのお菓子、ティッシュボックスのロゴなど、家の中は商業的な文字で溢れています。
消費者の注意を引くためにデザインされているため、家にあっても「私を見て!」と主張し続けてくるのです。
対策はシンプルで、パッケージを剥がすか、詰め替えることです。
洗剤や調味料はシンプルな白いボトルやガラス瓶に詰め替えるだけで、生活感が消え、ホテルのような静けさが生まれます。
詰め替えが面倒な場合は、購入時にラベルフィルムを剥がせるデザインの商品を選んだり、お気に入りの布やカゴに入れて隠したりするだけでも効果は絶大です。
まずは、毎日目にする洗面所やキッチンの周りから文字を減らしてみましょう。
2. 色の数を絞る
部屋の中に使われている色の数が多いことも、ノイズの大きな原因です。
赤、青、黄色といった原色が散らばっていると、視線が定まらず、脳が興奮状態になってしまいます。
インテリアの基本として、部屋全体の色数を3色以内に抑えると、視覚的な統一感が生まれ、脳がリラックスできるといわれています。
壁や床のベースカラー、家具やカーテンなどのメインカラー、クッションや小物といったアクセントカラーの比率を意識し、それ以外の色はなるべく見えない場所に収納しましょう。
例えば、ハンガーの色を白や木目で統一する、本棚の本を背表紙の色ごとに並べ替える、といった小さな工夫でも、空間のノイズは劇的に減らせます。
3. 平面を増やして余白を作る
最後に意識したいのが平面を見せることです。
テーブルの上、棚の上、床の上などにモノが置きっ放しになっていると、それだけで視覚的な凹凸(ノイズ)となります。
リモコンや読みかけの雑誌、充電ケーブルなどは、カゴや引き出しにしまい、何もない水平な面を意図的に作り出してください。
この余白が視界に入ることで、脳は「片付いている」「安全である」と認識し、休息モードに入りやすくなります。
視覚ノイズの断捨離は、モノを大量に捨てなくても始められる心のメンテナンスです。
目に入る情報を整えて、深呼吸ができるような心地よい空間を作ってみると、いつも以上にリラックスできますよ。

