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噂のどうぶつカフェに行ってみる

どうぶつカフェの成り行き

猫都内近郊には動物たちと店内で触れ合うことができる「どうぶつカフェ」がたくさんあります。
ブームが始まったのは10年くらい前に「猫カフェ」がオープンしたあたりからの気がしますが、今ではその他にも犬カフェ、猛禽類カフェ、爬虫類カフェ、金魚カフェとかなりたくさんの種類のお店が営業をするようになっています。

ただブームの頂点になったのは2007~2008年くらいだったので、今では勢いだけで出店したお店の中には赤字経営で撤退を始めたところもかなりあるようです。
そうしたところの中にはお店で接客を担当させていた動物たちを簡単に処分したり、餌も与えずに放置していたような不心得なところもあるようで、いくらブームであったとはいえ無責任に命ある存在を商売に利用した人たちには怒りを感じます。

そんなこともあって、現在営業を続けているどうぶつカフェの多くは、オーナーさんが本当にその動物たちが好きで仕事をしているようでとても安心できます。
もともと猫カフェの始まりも、個人の喫茶店での営業中に飼い猫を目当てで訪れる人が多かったことから接客の中心にしてしまおうという発想のようですし、本来はそうした動物が好きな人にこそ行ってもらいたい営業方法です。

色々なカフェ

数あるどうぶつカフェですが、特に人気が高いのはふくろうやタカなどの猛禽類を扱う猛禽類カフェです。
都内では三鷹市にある「鷹匠茶屋」がもっとも有名なお店です。
鷹匠茶屋では、お店のオーナーがそもそも鷹匠で、ご本人がプロデュースしたというグッズもお店には売られています。
マスターである佐々木さんは本当にタカが好きだそうで、小学生のときからタカを飼うことに憧れて鷹匠のもとを訪れていたのだとか。

鷹匠茶屋では猛禽類のためのスペースがあり、時間制限はあるもののそこでは近くに寄って写真を撮影したりすることができます。
意外なことに猛禽類の寿命は20~30年くらいと大変長いものらしく、しかも犬のように毎日外を散歩させる必要もないので、自宅でふくろうやタカを飼う人も静かに増えているのだそうです。
猛禽類カフェを訪れるお客さんの6~7割はなんと女性の人であるともいいます。
一人暮らしの女性などはペットを飼いたいと思うものの、どうしたらよいかわからないということもあるようで、そんな人達の相談もこのどうぶつカフェではされているのだということです。
都会にいるとなかなかぬくもりのある動物に触れる機会はないものですから、とてもよい癒やしの空間になります。

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